みんなやった？ あれやった？ 花結綴りやったやった？？
え？
私？？
歳雪フォーエバー。
最高だった……最高だったね……もう何も言う事はない……。
そんなこんなで十二語り残して大体攻略を終えましたけれども、想像以上に良ＦＤでした。
なんか普通に楽しかった。逆に困惑。え…なんで…楽しいじゃん…？ みたいな。飼い慣らされ過ぎている。
まあ期待値低かったというのもあるが。
えー！ なんだよー！ やれば出来るんじゃん！（何様だ）
わりと胸を張って買いじゃねこれとオススメ可能な出来栄えです。
ツッコミ所が完全になくなったわけではないものの、シナリオが超まともになっている。驚愕。なんだかんだ好きゲーなのに酷過ぎる評価。
歴史要素すげえ薄くなってますが。
おいこれ最初っから下手に歴史絡めないで鬼関係の事を主軸にやってりゃ本編あそこまで叩かれる事なかったし私も不満に思ったりしなかったんじゃないかこれおいおい。
などと詰め寄りたくもなりましたが私は元気です。
はぐれさん以外のメイン攻略キャラ達は揃いも揃って祝言までのあれこれをやって下さっているので、とっとと祝言結納嫁嫁ＦＤ出せやコルァと悪態ついた甲斐があった！！（号泣しながら）
ていうかここまでほんとにきっちりやってくれるとは思ってなかった！！！
ありがとうありがとう！！
近年稀に見る大ハッピーＥＤって感じで終わる為、終了後の爽快感パネエ。
拳握ってワーッ！ ってしたい気分になったぜどいつもこいつも。
あとはおまけ要素が本編より格段マシになってた。ていうか本編のが酷過ぎただけだった。
そんでもっと話短いものだと思ってた。私がとろとろやってた所為かもしれませんが、恋精華はさっさと終わるものかと。本編の方はわりとアッサリっつーか細やかな配慮が感じられないっつーか、そんなイメージだったんですけど、ＦＤで印象変わりましたね。
補完や「あれなんだったの？」疑問を解決したりと頑張っていると思いました。
ただ、うん、そういうのは本編で入れようか。
っていうツッコミはどうしてもしたい。
うっさい事を申しますと、十鬼に限らず昨今の乙女ゲーは本編とＦＤで完成みたいな作りが多くて、いやいいんだけど、ＦＤ出してくれるのは嬉しいんだけど、本編で入れなアカンもんは入れようぜとお願いしたくなるっていうか、うん、あちらも商売だからしょうがないのはわかるしそういう出し方して売れるから仕方ねえし、いやしかしだなみたいな思考に私陥りがち。
嫌だね～特に深く考えずに楽しみたいよね～
そういうわけだからみんな十鬼ＦＤやろう。（押し付け）
○ざっとしたキャラ感
・千歳→展開が私にとって最高過ぎて泣いた
・千耶→ショタ天使
・千岳→兄貴面して俺が俺俺
・秦→小うるさいジジイもしくは姑
・千鬼丸→普通に大人
・秀→生意気盛りの子がステップアップ
・八千代→こいつが一番病んでる
・雪奈→あんだけ朴念仁の石頭だった女子が可愛く育って嬉しいです。みたいな孫を見守る気持ち。なるほど爺ゲー。
個人的にイメージが最も変わったのは千耶だった。
あんたそこまでデレるキャラだったの！？！？
クーデレはクーデレでも、もっとクール成分が濃いかと思っていました。天然甘やかし野郎です。やめろ悶えるからやめろ。
でもって狭間の章は本編中個人ルート入る前なんで、お前らそんなに優しくなかっただろと思った。
すみません用がないなら話しかけないで貰えます？ ていうか、え？ なんでついてきてんの？ 意味わかんないんですけど？？
的な感じでマジお断りされてたという印象しか最早残っていないのでやや違和感。私の抱いている印象が悪い可能性。
だって千耶なんかもっとすげえ壁あったじゃん！ 超あったじゃん！ 別に十鬼衆から外されても構わないし俺関係ねえし同族よか家康のがよっぽど助けてくれましたしオーラ出しまくりで千歳とそんなじゃれじゃれしてましたっけ！？ ルート入る前雪奈に優しくしてたイメージ皆無。私の抱いている印象が以下同文
若干、だ…誰だ貴様！ と思った。
いやまあ理由が語られたのでなるほどねと納得は出来ましたが、元々はＦＤの関係性のが正しいんなら本編で出しとけや。
おかげで十鬼の絆がタイトル詐欺になってただろうが。やる気あんのか。
あとは敵対してた三馬鹿ね！
ＦＤやって、そうかこういう設定つか関係性だったから本編発売後の雑誌企画とかブログとかでああいう感じに仲良しこよしだったんだなと腑に落ちた。
もっと殺伐、かなり弱肉強食、利害一致したから組んでるだけ、みたいな感じかと。普通に慣れ合ってたんだね！（言葉を選びたまえ）
なんだよもっとそういうの本編で出してくれれば、志や目的があって敵になったんだから和気藹々ムードやめろやだったらなんで敵対したんだしとイライラする事もなかったのに☆
基本的に鬼は全員甘ちゃんで平和主義者なのだなというのがよくわかったぜ。
鬼同士で敵対したりするからわけわかんなくなりかけてたけど、多分根っこの部分はハッピー能天気。散々な言い様。
なので鬼達についてはＦＤのがより描きたかった事とかやりたかった事とかが明確になっているような気がしました。
下手に関ヶ原とか絡めるから……と無茶する子供を叱る眼差しに。
ステラ特典小冊子はみんな読むべき。
祝言を主体としたＦＤに対し冊子は初夜話とかほんと読むべき。
以下よりもうちょい詳しめ感想。
大した事ございませんが、多少のバレを含み為隠しときました。
○シナリオとか？
出来が良かったというか、十鬼の絆感を味わえたという意味で決着つけてまとまっていたのは千歳と千鬼丸。
千耶と秦さんはキャラ萌え特化っぽい。前者は肝心の祝言中シーンがかっ飛ばされてズコーし、後者は鬼灯千華がおもんなかった…これ多分ライターさん違う予感。とか言って変わってなかったら土下座。
ダークホース枠は千岳。はぐれ二人はこれからが本番って感じのシメ方が良かった。恋愛というよりは二人のより詳しい経緯や設定のお話という感じかな。
・そうなんです、株爆上げは千岳お兄ちゃんなんです！！！
これは！！ 正直驚き！！
終わり方が一番好みである。すげえ幸せ且つ爽快且つ初夏の風の如しイチャイチャで終わったなおい！ 感半端ない。清々しいほどまでにハッピーＥＤ。
全くもって歴史とか十鬼衆とか関係ねーし、こまけえ事ぁほっといて式までの数か月を追いました的雰囲気が漂っているんですが、その分二人の関係ややり取りに集中出来て良かったんじゃないかと思いました。
なんか一番平和な気がした。千岳の精神が落ち着いているからというのもあるんだろうけど。他のみんなみたいに大事な人失くしてたりという部分があんま出てきてないし。苦労もしたんだろうが全面に出てきてないし。
シリアス成分は薄めですけどとても良かったです。
元々、本編シナリオの帰れ帰らない問答のおかげでキャラはいいんだけど結局イマイチな位置になっちゃってた所為もあるんだろうけどね！
スタート地点が低かったっていうね！
あのクソシナリオが嘘のように楽しく萌えに溢れていた。最初からこれをやれ。
・みんなのアイドル秀くんは『あはっ☆ 虫唾が走るんですけどぉ☆☆』キャラが好きという私の性格の悪さゆえに本編のが好きだったわ。
南雲の皆が普通にいい人っぽいのに、幕末は何故あんなにドロっとしてそうなんだろね。それ言ったら風間もそうなんだけど。
・八千代は『鬱陶しいを通り越して怖い女』という台詞がイイネ！ 愛だね！ 告白だね！
・仕草萌えはダントツで千耶である。
ほっぺたつっつくとか雪奈の顔を覗き込むように屈むとかいつの間にか隣に来てそっと手握るとかまじなんなんこいつ。こいつなんなん。
でもって自分のルートじゃない時にさらりとイケメンな事を言ってくる度ナンバー１。惚れてまうやろ。
・秦さんのめんどくささ。
小うるさい・姑・ネチネチ攻撃・俺色に染まれタイプときて、おまけに嫉妬深い。
こいつめんどくせー！！
おいおいほんとにこの男がいいの！？ ねえこいつマジで相当めんどくせえんだけどいいの！？
などとほざきつつ私はクズ男に並びめんどくさい野郎をめんどいめんどい連呼しつつ楽しみ愛でるのが大好きなのでもれなく萌えた。
そして千歳ルートでの台詞にどうしても着目したい。
『本当に雪奈を射止めた自信があるのなら、誰に横恋慕されようが気にならないはずですが』
秦さーーーーーーーーーーーーん！！ ブーメラン刺さってますよーーーーーーーーーー！！！ 頭にブーメランぐっさり行ってますＹＯＯＯＯＯＯＯＯＯＯＯ！！！！
好き。（結局）
・千鬼丸は流石に一番大団円っぽい。本編での扱いがそんな感じだもんね。
あと三十路感と少年らしさが同時に存在していて美味し。
・千歳はもう全部がすべてだった（意味不明）
据え膳を頂かない男らしさね。お前そんなんだからみんなに馬鹿にされたり先越されたりイジラレキャラになったりするんだぞ！ ばか！ 好き！
両想いになって将来の約束もして、でもそっからが大事、みたいな感じは彼が一番出てんじゃないかな？
合体に向けてのあれこれ（ロマンの欠片もねえ言い草）が丁寧に感じられました。
『お前なあ、俺は坊主じゃねえんだぞ』
から始まる一連の台詞に悶絶。心の中で超じたばた。
そんで雪奈が可愛いです。
『だって好いている者の親族にどうやって挨拶したらいいかなんて、爺様方は教えてくれなかった』
ってなってるシーンで抱きしめたい。
鬼灯千華で島津あったかファミリーを確認し、なんで死んじゃったんだ豊久……といつまでも悲しみが止みません。
歳雪に一切の文句はないんだけどもっと親父さんの出番が欲しかったな！！
嫁扱いカモン！！
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