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2024/05/18 17:03 |
終えてた

幻想夜話フルコンプ致しました。
やっぱり短いんですが、それでも物足りない感じしない不思議。
よくわかんないけど濃いしチャレンジだし納得だしで、蝶毒やって楽しめたのなら買うべき一品。ついこないだ本編やり出したお前に言われる筋合いねーんだよって話か。そうかそうか。

今回にFDで一番見る目が変わったのは藤田かもしれません…。
すみません、私光の変態王などと称しておりましたが、そうでもなかったかもしれません…。
彼は彼でじわじわおかしくなる要素持ちでしたわ。
そこまで大問題でもない幼少期を送っていたのかと思いきや、私の認識不足でござったござった。
こんなん言うと怒られそうだけども、自分グッドよりバッドのがわりとスッキリ終われて好きですわ! どういう事。
いやグッドだと理性的にちょい黒なんで、私としてはなんかもやっとして終わってしまったというか…。
彼には心の底から下僕でいて欲しかったっていうか…。(人でなしか)
お兄様に精神痛めつけられたとはいえ、最終的にザマアアアアアプギャー! する藤田にはなって欲しくなかったっていうか…。
痛めつけられ踏みにじられても野宮家とその一家にどうしても仕えちゃうんです的M要素満載の彼が好きだったっていうか…。
まあでも藤田はクソMでありドSでもあるという表裏一体型変態なので、正しい形なのでしょうな今回のが。あとはもう好みの問題さ。



○ものすごく雑な感想
斯波さん
・バッド→狂いきれていないあたりに彼の悲哀を感じます。見ろよ藤田のぶっ飛び具合を(いちいち名前出すな)
百合子の心が絶対に手に入らないとわかっていながら閉じ込めちゃう系うまい。
そして真島大活躍。
・グッド→なんかもう泣けたわ! 斯波さんルートは本編の時から恋人旦那臭より家族みたいな雰囲気がるから泣くんだわ!
特に斯波視点での『家族……か……』には萌えよりしんみりした。やめてそういうの。

秀雄
・バッド→何度も言うけど可哀相すぎて他に言葉が見つからない。ほぼ全員不幸。百合子は魔性。
・グッド→前戯短くてすまんが笑った。本編EDよりまだまだツンは抜けていないのがとっても良かったね!
しかし彼はつくづく精神がまとも。もうほんとまとも。剥製くらいが何なんだと百合子ママに憤るほどまとも。お前近くにいる執事のがよっぽどキてるぞ気をつけろ。

藤田
・バッド→ ド 変 態 。
百合子「尻を出せ」
私「ヤバイ!!!!!」
超テンション上がった瞬間2012年大賞。
面白かったです。
・グッド→お兄様の性格の悪さが素晴らしくって感動した。
やだー! あの人なんであんなに陰湿なのー! 女の腐ったような奴とはあんたの事よやだやだー!
大喜び。
そんな兄の仕打ちに耐えかねた藤田のネジがグッドとは別の方向に飛んでしまった気がしている今です。
結局彼は良くも悪くも野宮兄妹によって作り変えられる定めなのだな。

お兄様
・バッド→クソニート死ぬほどダメ男。最高。
何がダメって、百合子が大事で百合子との生活を守りたいと思いつつなんかこの流れやばいんじゃねと感づいているにも関わらず、
『まあ…どうでもいいかあ……』
と速攻で気持ちい~い方向へフラフラしていっちゃう所がマジでうんこ。愛しています。
しかし個人的にはこのバッドが最もしんどかったかもしれない…。
何がしんどいって本編の時からそうだったんですが、兄のトチ狂った所業は全部もう経験済みなのではないか? という所であり、それが今回証明されて泣いた。
ど…どんな目に合ってんだお前ええええええ!!!!!!
そりゃクズにもなるわ。頭おかしくもなるわ。これが楽しめるイカレポンチならまだしも、華族としての矜持を下手に持っちゃってるから大変。
そんな目に合ったのに執事に持っていかれるグッドルートは生き地獄でしたね。お疲れ。だからあの時だけ最高潮にクズい真似してたんだなと納得。
『じゃあ一緒に死のうか』
という台詞に兄の色々な心境やら何やらが詰まっている気がしました。
結局はそういう事なんだと思います。だからあんなに心中ED多いんだよな。
最終的にはどうでもいいかあ気質がある意味良い方向へ昇華されるんで、辛くはなくなりましたがね!
代わりに
まじまの ほうそくが みだれる!
とアレでは思いましたが、何も知らない姫様なら殺せるし愛せる、という真島の面倒ルールをクリアしてはいるのでそこまで乱れてはいないのかも。
・グッド→斯波vs兄のネチネチが好きな私歓喜。スーパー酒マズ状態。
お兄様のお綺麗な顔立ちから発せられる暴言に「せ、せいしょ……!?」とビックリしている斯波さんが可愛かったです。相当予想外だったに違いない。
設定が設定な分、なかなかスッキリ爽快に幸せにならない所がソーグッド。
これだから二人の兄はたまりません。
ただこれを見て本当心底思ったのは、お兄様は妹とその愛の為だけに生きているマジギリギリの人間なのだなという事です。いや本編からしてそうだったんだけど、FDでより深く納得したというか…。
パリ行きEDは紙一重で死線をかいくぐった結末だったんだなと再確認したというか…。
こいつほんと半分死んでんなって思わず頷いちゃったっていうか…。

ラスボス
・バッド→神アンド神アンド神
・グッド→またやられたよちくしょおおおおお!!!!
百合子視点ではあらまあ仲良い新婚ですねえと微笑ましく見守り、ちょっと無理があるだろそれはとコミカル事件に笑い、穏やかに過ごしているんだなあと思っていたらの真島視点ですよ。
ピ…ピエエエエーッ!!
持ち上げて落とされた。真島視点は相変わらずずるい。卑怯。こんなん心に残すなという方が無理。
むしろバッドの方が振り切れてて彼の心の中的には楽なんじゃないのかというほどに苦悩。
絶望と幸福の入り乱れで見てる私が死にそう。
逃れたいのに絶対離れられないという宿業むごすぎ。
『ホッとしたのだ、俺は』
という台詞にガチで、うわあ……という声が漏れました。
もうやめて! もうやめてあげてよ! 誰かマジで真島マジ真島さんをなんとかしてあげてえっ!
百合子も百合子で真島の怪しい部分に気づきながらも、それでもこの人を信じて愛するんだって決めている所がすごく良かったです。阿片王隠し通せんのはお前百合子の気遣いあってだぞてめえわかってんのか。

褒美はひたすらふざけてて笑いました。何選んでも馬鹿展開で最高。
終幕はお兄様にゃんこかわええええええええひいいいいいいいい!!!

なんやかんや一番好きなのはやっぱり壺中天です。上海EDはまじもんの理想郷。
しかし真島のあの生活は長い事続きそうになくて怖い。
ていうか真島自体どのEDを迎えても儚げな幸せの上をなんとか渡っている感満載で怖たまらん。お前のそういうどこいっても危ない所が好きだ!
精神的に落ち着いているEDないんじゃねえの。かろうじて悪人EDくらいか。

でも本命は変わらずにお兄様です。
ラスボスはラスボスなので別枠なだけです。
FDまで終えると本編序章らへんで『僕にはまだ妹が必要なんだ』とラリった様子で言ったのは本心だったんだなというのがよくわかる。
まだっていうか君一生必要なんじゃないのかね。
百合子が女郎蜘蛛化しても愛注いでるあたり筋金入りではないのかね。
そういう意味では執事も筋金です。バッドの彼は本当に突き抜けていて清々しかった。本編のおっぱいおっぱい以上にキまくってたと思うのは私だけでしょうか。最早感動を覚えた。ブラボー。

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2012/12/06 00:23 | 蝶の毒華の鎖感想

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